自律神経失調症 精神原因説

前回の記事で自律神経失調症の原因には
①精神原因説
②身体原因説
の二つが考えられるとお伝えしました。
今日は、
①精神原因説 について述べたいと思います。
精神原因説は最もスタンダードな説です。
具体的には、ある精神的ストレスがかかり、自律神経がバランスを崩すという説です。
心療内科や精神科では、この精神原因説に立ち、ストレスで弱ってしまった脳内バランスを西洋薬で整える治療を行っています。
例えば、セロトニンを増やすためにSSRIという薬が出されることがあります。
まとめると
過剰なストレス→自律神経失調症
ということです。
自律神経は心の動きと非常に関係が深く、
怒りや不安、恐怖といったネガティブな感情は交感神経を緊張させます。また、強い不満は容易に人の心を蝕みます。
私は自律神経失調症の方の精神状態ついて「精神的デフレスパイラルという言葉がしっくりくると思っています。
どういうことかというと、
自律神経が乱れ不安・緊張状態になる→それに怖くなり、更なる不安・緊張状態→交感神経がますます高まる→更に強い不安・緊張状態→更に自律神経が乱れる
というこれらのサイクルが自動的に交感神経を暴走させていき症状を悪化させます。
こうして緊張から抜けることのできないサイクルが自律神経失調症患者の精神で確立します。
思考は他人には止められませんので、自らこのサイクルを強めている限り誰も手伝うことができません。
私がこのブログで散々「瞑想をすべき」と勧めているのはこのサイクルを自ら断つ必要があると考えているからです。※前回の記事も参考にしてください。
瞑想の訓練を積むことで、感情の暴走を防ぐことができるという科学的なデータがあります。
瞑想で自分の感情に惑わされなくなることは治療への第一歩となります。
瞑想に関しては前回の記事で良い本を紹介しているので参考にしてみてください。
思考について少し述べさせてもらいます。
まず、自律神経失調症をはじめ精神的な病にかかる患者の最大の特徴は、「自己中心性」です。
全てが自分の思い通りにならなければ気が済まないという認知が神経症発症の要因になります。
このように書くと腹立たれると思いますが、
心理学的なデータから見るとこの傾向があります。
でも、例えば、「鬱の人たちは他人に気を遣いすぎるんだから自己中心的ではないのでは?」と疑問を持たれると思います。
これは大きな誤解です。
鬱をはじめとした神経症の人たちの気遣いは、本当に相手を思ったものではなく「自分がよくみられたい」「自分が嫌われたくない」という自己中心的な気遣い。
今はこのことを聞いて腹立たしいと思いますが、瞑想などをして精神が落ち着くと、いかに自分が自己中心性を持っているかを認識することができます。
まずは自分の感情に気付きましょう。
「いま怒ってる、不安になっている、悲しいと思っている」
こういったことを根気強く認識していくことが本当に重要になります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です