なぜカイロなど民間療法で治りにくいのか

自律神経は脊柱と深い関係があります。
自律神経失調症の人は例外なく背骨が歪んでいます。自律神経は背骨から出ていますから、背骨が歪むと神経伝達がうまくいかず全身に不調がでます。
そこで背骨を整え、神経伝達を正常にし、自然治癒を引き出そうとするのがカイロプラクティックです。
カイロプラクティックで使われるアジャストメントは、端的に言うと、背骨を物理的な圧力により元の位置に戻そうとするものです。
欧米では、カイロプラクティックの資格は医師に並ぶものであり、医療として広く受け入れられています。
しかし、日本では正規のカイロプラクターはごく僅かです。
もしカイロプラクティックの施術を受けるなら必ず正規のカイロプラクターの所へ行ってください。
カイロプラクティックの施術について、治療を受けた人はわかると思いますが、優秀なカイロプラクターに施術してもらっても実はまた時間が経つと元に戻ってしまいます。

これは恒常性が働くからです。
恒常性はホメオスタシスとして知られるもので、例えば、人間の体温は外界のフィードバックを受けて常に一定に保たれています。

これがホメオスタシスです。

なので長い間歪んだ背骨でいたのに急に治されるとホメオスタシスが働いてまた元の歪んだ状態にわざわざ戻します。

また、基本的に身体は自分以外が手を加えると反発します。矯正を自分で行えば効果は持続しますが人が手を加えたらホメオスタシスが働いてしまいます。

施術家の方もなぜ戻るのかと疑問に思われたことがあるのではないでしょうか?
不良姿勢を続けるからだというのが一般的解釈でしょうが、それだけでなく恒常性が働くことにも影響されます。

というよりそもそも不良姿勢自体が恒常性に関わるとも言えますが。

そしてこの機能は、身体だけでなく心にも作用します。

これはあまり知られていませんが心もホメオスタシスの影響をもろに受けます。

例えば、毎日不安ばかりで苦しい人は不安から逃れたいと思うでしょうが、ホメオスタシスは不安ばかり感じている自分を維持します。

いわゆるコンフォートゾーンという心理学の概念で、良かろうが悪かろうがそのままの自分から離れたくないというものです。

この機能は本当にやっかいで変えるためにはかなりの努力が必要です。

結局なにが言いたいかというとセルフケアが一番だということです。
民間療法に頼ることは否定しませんが、恒常性が働くと高いお金を払っても身体はすぐに元に戻ります。

それならコツコツ自分でケアするほうが良いのです。

結局、自分自身が一番身体に詳しいのですから。

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